BAPTISM - Grim Arts Of Melancholy
フィンランドのブラックメタルバンド Baptism の 3rd『Grim Arts of Melancholy』をレビュー
BAPTISM - Grim Arts Of Melancholy 収録曲
- A Dream of War and Illumination
- Only Death
- Malicious Rites
- In This Painful Life
- True Devotion
- Depressed Void
- Flames
- Melancholy of a Journeying Soul
BAPTISM - Grim Arts Of Melancholy REVIEW
フィンランドのブラックメタルバンド Baptism の 3rd『Grim Arts of Melancholy』をレビュー。2008年リリース。
フィニッシュ・ブラックメタル然とした疾走曲と暗鬱な遅い曲が交互に現れる。根暗なメロディを押し出した作風は前作『Morbid Wings of Sathanas』から変わらず。音質が向上。特にリズム面のグズグズ感が改善されておりキレが感じられる。
本作も Lord Sargofagian がほぼ1人で完成させている。ドラムは Horna の LRH。
他罰性溢れる鬱陶しいメロディ感は Baptism ならでは。そのメロディを疾走感のあるブラックメタルに搭載した本作の疾走曲の充実度はかなりの物。Sargeist、Sarastus、Slagmark などのファンにはおすすめの逸品である。
メロディがより鬱陶しく感じるスローテンポ曲はデプレッシブ・ブラックメタルと言える程に鬱々とした雰囲気。Lord Sargofagian が蝋台の横で頭を抱える裏ジャケット写真。なんとも侘しくて笑えるがこの写真が凄くマッチしている。
BAPTISM - Grim Arts Of Melancholy CD情報
- Finnish Black Metal
- 2008年リリース
- Northern Heritage Records
- metal-archives.com
BAPTISM - Grim Arts Of Melancholy メンバー
- Kommander Lord Sargofagian
- Guitars, Bass, Vocals