GOATHAMMER Review
Ceremony Of Morbid Destruction
![GOATHAMMER - Ceremony Of Morbid Destruction](/img/article/goathammer_ceremony-of-morbid-destruction.jpg)
- Arcane Destruction Spell
- Invoking the Sadistic Spirits
- Into the Endless Night
- Perverted Blasphemy
- Astral Crucifixion
- Right of Conquest
- Sempiternal Holocaust
カナダのブラックメタルバンド Goathammer の 1st『Ceremony of Morbid Destruction』をレビュー。2018年リリース。
サスカトゥーンの4人組ブラックメタルバンド。バンド名と武闘派装備な外見で聴く前からある程度作風が想像できたが予想通りのウォー・ブラックメタルスタイル。界隈ビッグワード2つを組み合わせた背水の陣なバンド名に名前負けしない胆玉のある内容。
ウォー・ブラックメタルらしい激烈な音には違いないが聴きやすい部類に入るだろう。スラッシュメタル度が高い親しみやすいリフやギターソロも多い。曲によっては儀式めいたスローパートがあり。Darkthrone や Gorgoroth などを思わせる曲もある。
剛直なだけでなく柔軟性も備えた音。カナダ産といえど同郷の Blasphemy とは趣が大きく異なる。最初は初期 Archgoat っぽいという印象だったが聴くに連れて印象が変わっていく。
ウォー・ブラックメタルを基盤にブラックメタル諸系統を巧く取り込んで味わい深く仕上げている。ウォー・ブラックメタルを苦手にしているブラックメタル愛好家にもオススメできる逸品。