ANIMAL MAN MACHINE Review
Until We See The Light
- Marching Through the Gates of Hell
- Transformation
- Until We See the Light
- Let the Wolves Lead the Way
- Neverseen Depths
- Forces of Evil
- Soldiers of the Moon
- Destroy the Sun
- Hymn to the Fallen
ギリシャのブラックメタルバンド Animal Man Machine の 1st『Until We See the Light』をレビュー。2020年リリース。
謎の1人ブラックメタルバンド。凡そブラックメタルバンドらしくないバンド名と剥き出しジャケットに垣間見れる得体の知れなさを音からも発散している。
抑揚の少ないミドルテンポ主体の構成。特徴のないジリジリしたトレモロリフに冷たいキーボードが被さる。そこにやる気が有るのか無いのかわからないボーカルがボソボソと語るように唸る。彼の地のバンドらしい魔訶不思議な雰囲気を漂わすカルト作品。
Rotting Christ と Samael(共に初期)を掛け合わせたような音からは厭人っぷりが窺える。但しこのバンドに比べれば当時の Samael の方がよほど曲に起伏がある。曲の終わりも非常に荒っぽい。
#2. "Transformation" が作品中唯一の疾走曲。キーボードがメロディを先導するところは Kristallnacht みたいで○。このスタイルで最後まで進んでくれれば評価の違う作品になっただろうに。