HORNA - Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne
フィンランドのブラックメタルバンド Horna の 4th『Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne』をレビュー
![HORNA - Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne](/img/article/horna_envaatnags-eflos-solf-esgantaavne.jpg)
HORNA - Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne 収録曲
- Vihan tie
- Musta temppeli
- Vala pedolle
- Kirous ja malja
- Saastainen kaste
- Kuoleva lupaus
- Zythifer
- Kuilunhenki
HORNA - Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne REVIEW
Horna『Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne』をレビュー。2005年リリースの 4th フルアルバム。
Shatraug 以外のメンバーが脱退。ブラックメタルバンド Korgonthurus のボーカルを迎えて2人体制になった。新ボーカリストは前任の Werwolf と同様の喚き散らしスタイル。
前作『Sudentaival』は完全無欠の直情径行型ブラックメタル作品だったが早くも方向転換。プリミティブ路線に回帰した。
ミドルテンポ主体で淡々とした長尺の曲が多い(4曲が7分超え)地味目な作品となっている。プリミティブと言っても 2nd 頃までとは印象が異なる。より内省的で気鬱な色合いが濃い様に思う。
決め手に欠ける曲が多いが前作よりメロディアス度はアップ。ギターが中音域を膨らませた荒い音に変化。
ギターを全面に出した音作りで如何にもフィニッシュ・ブラックメタル然とした音になった。フィニッシュ・ブラックメタル愛好家にはこれまでの作品より本作の方が好まれるかもしれない。
アルバムの曲は大凡2つのタイプに分かれる。長尺な曲はシンプルなリフの組み立てながら緩急交えたメロウさでじっくり聴かせる。短めの曲は重量感あるリフ中心の暗く淡々としたタイプ。
1曲目 "Vihan tie" と6曲目 "Kuoleva lupaus" はアルバム中最もメロディの際立つ曲で素晴らしい。だが他の曲が弱い。
HORNA - Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne CD情報
- Finnish Black Metal
- 2005年9月8日リリース
- Woodcut Records
- metal-archives.com
HORNA - Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne メンバー
- Shatraug
- Guitars, Bass
- Corvus
- Vocals