Délétère - De Horae Leprae
カナダのブラックメタルバンド Délétère の2ndフル『De Horae Leprae』をレビュー
![Délétère - De Horae Leprae](/img/article/deletere_de-horae-leprae.jpg)
Délétère - De Horae Leprae 収録曲
- Cantus I - Teredinis Lepra
- Cantus II - Sagina Caedendis
- Cantus III - Ichthus Os Tremoris
- Cantus IV - Inopia et Morbo
- Cantus V - Figura Dysphila
- Cantus VI - Barathra I
- Cantus VII - Barathra II
- Cantus VIII - Atrum Lilium
- Cantus IX - Oratio Magna
Délétère - De Horae Leprae REVIEW
Délétère の2ndフル『De Horae Leprae』をレビュー。2018年リリース。これまで2人体制のバンドだったが今作ではギター2人とドラマーが加入して5人組バンドになっている。
期待通りの出来。前作EP『Per Aspera Ad Pestilentiam』と同路線の作風でEPが気に入った方は期待を裏切られることはないと思う。
より長尺の曲が増えており7分超の曲が4曲、全9曲ランニングタイム1時間4分もある。その分以前より展開の凝った曲が多く、じっくりと曲を盛り上げ聴かせ所を設けている感じを受ける。
だからといって退屈になったという事はなく、勇壮なメロディ満載の疾走曲が否応無しに気持ちを高ぶらせる。次から次へと煽情的なメロディが繰り出され一大英雄叙事詩といった様相を呈している。メロディック・ブラックメタル愛好家は必須の一枚である。
珠玉のメロディの聴ける名曲レベルの曲揃い。敢えてお気に入りを選ぶと "Cantus I – Teredinis Lepra"、"Cantus III – Ichthus Os Tremoris"、"Cantus VIII – Atrum Lilium" 等が感動モノ。まさに英雄譚といった感じの勇壮で劇的な疾走曲で筆者の秘孔を突きまくる。
ジャケットがこれまで以上にネクロな絵になったが内容は全くの別物。気味の悪いジャケットで損をしてないと良いけど、などと余計な心配をしてしまう程の素晴らしい一品。
Délétère - De Horae Leprae CD情報
- Canadian Black Metal
- 2018年6月15日リリース
- Sepulchral Productions
- metal-archives.com
Délétère - De Horae Leprae メンバー
- Atheos
- Bass
- G.
- Guitars
- Anhidar
- Guitars
- Thorleïf
- Vocals, Keyboards
- Kaedes
- Drums