MONSTRAAT Review
Monstraat
- Come Fire, Come Flame
- War Without End
- Bone-Bleaching Sun
- The First Seed
- Killer Within
- Through Raging Spheres
- I Am
- Black Star
- A Poison Divine
- Cleansing
スウェーデンのブラックメタルバンド Monstraat の 1st『Monstraat』をレビュー。2013年リリース。
スウェーデン産3人組ブラックメタルバンドの 1st。粗く軽い音でガリガリとリフを刻む気性の荒いブラックメタル。パンク・ハードコアやスラッシュメタル風味が強め。10曲25分。荒っぽく簡潔。時に軽快にロックしていてカッコ良し。
曲によって様相が違う。#3. "Bone Bleaching Sun"、#7. "I Am" は荒涼として仄かにメロウな北欧らしいブラックメタル曲。狭い範囲ではあるが意外に多彩だったりする。
Hemmhammer / Celtic Frost、Darkthrone、Carpathian Forest、Abigail、Nifelheim あたりが頭に浮かんでは消えていく。
Scythe & Sceptre
- Intro (Scythe)
- Black Soils Rise
- Walls of Sin
- Angel Harvest
- Of God
- Into Tomb Cold
- Luziferion (Katharsis cover)
- Likmaskvalsen
- Outro (Sceptre)
スウェーデンのブラックメタルバンド Monstraat の 2nd『Scythe & Sceptre』をレビュー。2017年リリース。
Bass が抜けて2人組バンドになった。前作同様の乱暴狼藉をはたらく粗暴なブラックメタル。流石にペラッペラだった音には厚みが増している。「たんまりリフができたしアルバム作ろうぜ!」的なノリ1発で作った感が相変わらずの荒くれ作品。
音圧が増したためスラッシュメタルリフがズンズンと響く。前作よりも直情的な激烈さを増した印象。メロウに走る曲はイントロに続く #2. "Black Soils Rise" くらい。嗚咽したり泣き笑いのような叫び声を上げたりボーカルのイカれっぷりも凄まじい。頭を空っぽにして楽しめるヤンチャさが売り。