ARMAGEDDA Review
The Final War Approaching
![ARMAGEDDA - The Final War Approaching](/img/article/armagedda_the-final-war-approaching.jpg)
- Deathminded
- Sign of Evil
- The Final War Approaching
- Skogens mörka djup
- Unholy Sacrifice
- Undergång
- Död & pina
- My Eternal Journey
スウェーデンのブラックメタルバンド Armagedda の 1st『The Final War Approaching』をレビュー。2002年リリース。レビューするのは Nordvis Produktion の2019年再発盤。
ジャケットが悲惨な 1st フルアルバム。初期 Darkthrone の影響モロわかりな音楽性。薄いトレモロリフに単調な疾走パート、ボーカルの声や歌い回しまでそのまんまな曲がいくつもある。
前半に Darkthrone 度が高い曲が並ぶのでその印象が強くなるが聴き進むにつれて僅かに印象が変わって来る。Inquisition みたいな雰囲気の #4. "Skogens mörka djup"。リズミックなリフから荘厳なパートを経てパンク風のノリに移行する #5. "Unholy Sacrifice" など要所で違う味付けを効かせる。
Darkthrone の皮を被っているがあれほど単調なわけではなくブラックメタルらしい邪悪さを発散。粗々しさを損わない程度に音質やリズムはカッチリしている。本家を踏襲しつつ違う表現方法を模索したマニアックな作品。