HORNA - ääniä Yössä
フィンランドのブラックメタルバンド Horna の 5th『Ääniä yössä』をレビュー
![HORNA - ääniä Yössä](/img/article/horna_aania-yossa.jpg)
HORNA - ääniä Yössä 収録曲
- Raiskattu saastaisessa valossa
- Noutajan kutsu
- Mustan surman rukous
- Ääni yössä
HORNA - ääniä Yössä REVIEW
フィンランドのブラックメタルバンド Horna の 5th『Ääniä yössä』をレビュー。2007年リリース。14世紀に欧州で流行したペストを題材としたコンセプトアルバム。
また作風が変化しており今度はデプレッシブ・ブラックメタルときたもんだ。4曲で43分半、20分超えの大作まで収録した 5th フルアルバム。
メロディもブラストビートも排除してスローパートをメインに徹底して重く暗い曲が続く。前作『Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne』の荒く汚い音を意図的に篭らせたような音が沈痛な様を演出している。
曲はスローでシンプルなリフの繰り返しで判別がつきにくい。前作はメロディアスな作品だったが今作では2曲目 "Noutajan Kutsu" の一部でメロディックなリフが聴かれる程度。
最終曲のタイトルトラック "Ääni Yössä" は21分強の大作。最後まで20分以上を疾走し続けるが終始気怠い雰囲気で時折ボーカルが痛々しい声を響かせる拷問曲。ギターフレーズは手を替え品を替え工夫を凝らしているのがわかるが兎に角暗い!
正直いきなりの大胆変化に驚いた。レコーディングは2004年だそう。Shatraug が Sargeist と Horna の作風が接近してきたし、こっちは好き勝手できる状態だし違う事やってみるか、とでも考えたのかも。
かなりクセの強い作品で好き嫌いははっきり別れるだろう。筆者は苦手。
HORNA - ääniä Yössä CD情報
- Finnish Black Metal
- 2007年リリース
- Moribund Records
- metal-archives.com
HORNA - ääniä Yössä メンバー
- Shatraug
- Guitars, Bass, Drum programming
- Corvus
- Vocals