CONCRETE WINDS Review
Primitive Force
![CONCRETE WINDS - Primitive Force](/img/article/concrete-winds_primitive-force.jpg)
- Infant Gallow
- Sulphuric Upheaval
- White Cut Manifest
- Primitive Force
- Tyrant Pulse
- Dissident Mutilator
- Volcanic Turmoil
- Angelic Laceration
- Death Transmission
フィンランドのデスメタルバンド Concrete Winds の 1st『Primitive Force』をレビュー。2019年リリース。
フィンランドの2人組デスメタルバンド。緊迫感漲る超攻撃的なデスメタルをやっている。音は至って王道的。初期デスメタル流儀のリフとリズムをブン回して力づくで聴き手をねじ伏せにくるような野性的なスタイル。タイトル通りの原始的パワーが漲る逸品。
キレっぷりが尋常ではないボーカル。豪快なリフとつんのめるようなリズムで終始攻め立てる。とてつもなく激烈な音を出すが作りはあくまでオールド・スクール。Morbid Angel の影響はそこかしこで聴こえてくる。忙しなく切り返しの速いリズムは Krisiun や Deicide を思わせる。ギュルギュルしたソロ、時折入る冷ややかな感じもカッコ良い。
ブラックメタル的な邪性は感じないが緊張感の高さや暴走っぷりは Satan's War Machine とも共通する。「ブルータル・デスメタルは小難しくてちょっと....」という方には是非おすすめしたい。スカっとした!