7 SECONDS Review
目次
The Crew
- Here's Your Warning
- Definite Choice
- Not Just Boys Fun
- This Is The Angry Pt. 2
- Straight On
- You Lose
- What If There's A War In America
- The Crew
- Clenched Fists, Black Eyes
- Colourblind
- Aim To Please
- Boss
- Young 'til I Die
- Red And Black
- Die Hard
- I Have A Dream
- Bully
- Trust
- Here's Your Warning [live]
- Spread [live]
- I Have A Dream [live]
- Young 'Til I Die [Live]
- Not Just Boys Fun [live]
- Walk Together Rock Together [live]
アメリカはネバダ州のハードコアバンド 7 Seconds の 1st『The Crew』をレビュー。1984年リリース。
速く、短く、前向きでメロディアス。Youth Of Today もライブでカバーを披露するユースクルーの原点と言われるハードコアバンド。24曲30分弱、1曲1曲が短く颯爽と走り抜ける快作。キャッチーかつ強烈な音はメタル耳にも美味しい。個人的には Bathory の 1st や Abigail の後に聴いても違和感をあまり感じない音なのだ。
ポジティブなハードコアとしては Gorilla Biscuits と同様だが 7 Seconds はもっと純度高。純度100%の超速ハードコア。それでいてボーカルが歌っている。声質のせいか表面的には軽く聴こえるがバックの演奏はゴツゴツしていて Youth Of Today にだって負けていない。個人的に思う1番の魅力はこの速度感。滑空するかのような滑らかな疾走感は本当に気持ちが良い。
健全過ぎる歌詞には少し抵抗があるが男らしいコーラス含め音に説得力があり過ぎて説き伏せられてしまう。似たような曲が多いのは人気時代劇シリーズみたいなもんでこれが定番パターンだから。本作の前に『Old School』という真の 1st と言われる爆裂初期音源集がある。そちらもオススメ。