LAMP OF MURMUUR - Submission And Slavery
アメリカのブラックメタルバンド Lamp of Murmuur の 2nd『Submission and Slavery』をレビュー
![LAMP OF MURMUUR - Submission And Slavery](/img/article/lamp-of-murmuur_submission-and-slavery.jpg)
LAMP OF MURMUUR - Submission And Slavery 収録曲
- Reduced to Submission and Slavery
- Thine Be the Calvary
- Dominatrix's Call
- Deformed Erotic Visage
- Lustgate Toward Your Cruel Dominions
- As Evening Falls (Christian Death cover)
LAMP OF MURMUUR - Submission And Slavery REVIEW
前作『Heir Of Ecliptical Romanticism』が高評価されたUS産1人ブラックメタルバンド。ところどころで垣間見せていたニューウェーブ〜ゴシックロックの影響を大胆にブチ込んだ2作目。音楽性が大きく変化したわけではない。相当聴きやすくなった印象。
ダーク・アンビエント風の暗い部分とカラッとしたブラックメタルは溶け合わず共存している。ブラックメタルの部分は相変わらず生々しい。トチ狂ったボーカルに音の線が細い割に豪胆にリフを刻む。メロウに鳴らすトレモノリフにはフランス産ブラックメタルに近い退廃感を感じる。
前作の Dead Can Dance に続いて本作 #6. "As Evening Falls" は Christian Death のカバー。やはりこの辺りの影響は大きいのだろう。#4. "Deformed Erotic Visage" の終盤のギターソロは本作中で1番耳を奪われた。
これからも音楽性が進化していきそうでどうなるか楽しみなバンドではある。筆者的には魅力的な曲があるわけではないので辛評価。
LAMP OF MURMUUR - Submission And Slavery CD情報
- US Black Metal
- 2021年リリース
- metal-archives.com