SORGETID Review
Natt Av Tusen Dödsfall
- Havet djupare än sorg
- Svärdstorm
- Fullmånens slav
- Sorgens tid
- Svarta stormar av djurisk vrede
- Ett ord, tusen orm
- Skuggan av min tron
- Eskapism
フィンランドのブラックメタルバンド Sorgetid の 1st『Natt av tusen dödsfall』をレビュー。2022年リリース。
一体、いくつバンドを掛け持ちしているのか。Grieve、Vargrav、Druadan Forest 等で活動する V-KhaoZ の一人バンド。このバンドでは Satanic warmaster 直系のブラックメタルをやっている。
喚きまくるボーカルと甘味強めのトレモロリフ、ザラついた音像で疾走するプリミティブ・ブラックメタル。もはや力説する必要もないフィンランド・ブラックメタル正調。
バンド名、タイトル等はスウェーデン語の模様。アンビエント曲で終わるところに Werwolf への敬愛を感じる。メロディの質量ともに高。約35分と簡潔で密度の高いメロディ派におすすめの作品。
面白いのは #2. "Svärdstorm"。この曲だけやたらノルウェーの寒風が吹き荒ぶ異色(という程でもない)曲でこの作品最大の聴き処。Grieve の 1st に入ってた方が納まるような気もするがメロ過ぎて不採用といったところか。
物憂げなメロディと凍てつく波動に聴き惚れる。Gorgoroth 1st のファイナルフラッシュ曲みたいで筆者は腰が砕けた。やめてください...こ、腰が、腰そのものが...