YOUTH OF TODAY - Break Down The Walls
アメリカのハードコアバンド Youth Of Today の 1st『Break Down The Walls』をレビュー
YOUTH OF TODAY - Break Down The Walls 収録曲
- Make a Change
- Thinking Straight
- Stabbed in the Back
- Take a Stand
- Honesty
- One Family
- Break Down the Walls
- Shout It
- Time to Forgive
- Positive Outlook
- Standing Hard
- Free at Last
- Youth of Today
YOUTH OF TODAY - Break Down The Walls REVIEW
ユースクルーを代表するハードコアバンドの名盤1stアルバム。1986年リリース。
同時代のスラッシュメタルバンドを凌駕する速度で突っ走る13曲20分。演奏陣の分厚い音と声の限りに叫びまくるボーカル、モッシュパートにシングアロングパート、全てが完璧なハードコア。
つんのめるような疾走感は愉快、痛快。暴力的というより健康的と言った感じで走り込む。ひたすら緊張感高くアスリート気質で暑苦しいが聴後の疲労感は快感。
ギターリフや短い曲の中でも押し引きを心得た曲構成になっていて、スラッシュメタルを通過したんじゃないかと推測する。それが筆者のようなスラッシャーにも訴求した要因かもしれない。思想面も重要なジャンルではあるが、筆者はそちらにはあまり関心を寄せず純粋に音に魅せられた。ハードコア入門盤としてもお勧め。
1990年に解散するが2000年代に再結成。さすがストレートエッジ。衰え知らずの再結成後のライブもカッコ良い。