EXTREME NOISE TERROR - Phonophobia

イングランドのクラストコアバンド Extreme Noise Terror の EP『Phonophobia』をレビュー。1992年リリース。レビューするのは2017年の再発盤『Phonophobia - The Second Coming』。

1992年EP『Phonophobia』にボーナストラックを13曲も収録した再発盤。

• #1〜#8：EP『Phonophobia』
• #9〜#10：未発表曲
• #11〜#21：1986年の英リーズでのライブ音源

『Phonophobia』は1st『A Holocaust In Your Head』を凌ぐ爆裂っぷり。倍速倍激 Discharge といった作風は前作同様。曲のノリの良さ、気持ちの良さは前作の方が上だと思う。「1st とどこが違うの？」と真顔で訊かれるときっと返答に困る。

Extreme Noise Terror 作品でハードコア方面からの評価が高いのは本作までだろう。次作からはデスメタル化していく。スウェーデン・ハードコアからの影響を多分に受けていたらしい。特に『Absolut Country Of Sweden』以前の Anti Cimex とは似た感じを受ける。

ボーナストラックのライブ曲は1986年のもの。デビュー音源である Chaos UK とのスプリット『Radioactive Earslaughter』と同年のライブ音源。勢い任せな凄まじい音を出している。