CARNAGE Review

スウェーデンのデスメタルバンド Carnage の 1st『Dark Recollections』をレビュー。1990年リリース。

Entombed 等と共にスウェディッシュ・デスメタルの型を作り上げたバンドの1つ。Arch Enemy の Michael Amott が在籍した Dismember の前身バンド。作曲は Michael Amott と Fred Estby。

Michael Amott がいるからと Arch Enemy みたいなメロディを期待してはいけない。バリバリした質感のギターに適度に隙間のある荒っぽいリズム。ジャイアントスイングで周りの建物をブッ壊すような音像はスウェーデン産デスメタル正調。オールドスクール・デスメタル好き向けの作品。

Arch Enemy もそうだがリフがあまりカッコ良くない。強烈な音だが炸裂感の薄いもっさりとしたリズム感。今考えると何故このCDを大枚はたいてまで入手したのか理解不能。Dismember の方が断然おすすめ。

幾つかの曲は元々 Dismember のデモ曲。この辺りややこしいが Dismember は Carnage の前から存在していて一度解散している。Dismember 解散 → Carnage 結成 → Michael Amott が Carcass に加入 → Dismember 再結成という流れ。