BAPTISM - As The Darkness Enters
フィンランドのブラックメタルバンド Baptism の 4th『As the Darkness Enters』をレビュー
BAPTISM - As The Darkness Enters 収録曲
- Introduction
- Bringer of Misery
- Chalice of Death
- The Prayer
- Esoteric Spheres
- Sieluni temppeli
- Spell of Penitence
- Casus in Tenebris
BAPTISM - As The Darkness Enters REVIEW
フィンランドのブラックメタルバンド Baptism の 4th『As the Darkness Enters』をレビュー。2012年リリース。
これは快作。メロディックなプリミティブ・ブラックメタルという根幹は揺るがず。疾走曲ばかりを揃えメロディの扇情力を強力増強。お得意の他罰的陰気な表現手法を多様化させてきた。似たような空気感のバンドが思い当たらない個性が光り出した作品。
これまでのスタイルを維持しつつ変化球を交えてきた印象。要所で顔を出す光沢のあるギターや普通声による詠唱。キーボードを使った演劇ちっくな部分があったり曲構成が複雑化している。速いリズムとウジウジしたボーカルやメロウさの不釣り合いさが面白い。
曲が多彩になったが根底にある陰気な性根は変わっていない。メロディがかなり強力。1st『The Beherial Midnight』の次におすすめしたい出来。
ボーク気味の #1. "Introduction" 〜 #2. "Bringer Of Misery" と #8. "Casus In Tenebris" 以外は総じて良曲。特に #3. "Chalice Of Death" 〜 #5. "Esoteric Spheres" が聴き処。
BAPTISM - As The Darkness Enters CD情報
- Finnish Black Metal
- 2012年リリース
- Northern Heritage Records
- metal-archives.com
BAPTISM - As The Darkness Enters メンバー
- Kommander Lord Sargofagian
- Guitars, Bass, Vocals